「羽毛布団」は、夏はサラサラ・冬は暖かい掛け布団の「王様」です。でも世の中には羽毛布団がたくさんあって、結局どの羽毛布団がいいのか?分かりずらくなっています。
そこで今回は、羽毛布団の選び方「失敗しない3つのポイント」と、おすすめの羽毛布団をランキング形式にして紹介していきます。
羽毛布団の失敗しない選び方&最新ランキング
1.「羽毛比率」で羽毛布団の偽物を見極める
羽毛布団を選ぶときに注目してほしいのは、中綿に入っている「羽毛比率(ダウン比率)」です。中綿として使われるダウン比率が50%以上のものが羽毛布団と呼ばれていて、50%未満のものは羽根布団といわれる安価なものになります。
羽毛布団が安いと勘違いしてしまうと失敗することもあるので、注意!あせらず羽毛○○%という表記をチェックしましょう。
羽毛布団の良さを感じるには、最低でもダウン比率が80%以上のものがおすすめです。
2.「羽毛種類と産地」で価格と性質が変わる
水鳥の羽毛は、寒冷地域で育ったものが、高級で暖かい素材となります。羽毛の産地として有名な国は、ポーランド、ハンガリー、ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナ、カナダ、台湾、中国など。特にポーランドとハンガリーは、水鳥の生育環境に適しており、国も管理する大きな事業になっています。
布団やダウンジャケットに使用されている羽毛は、グース(ガチョウ)や、ダック(アヒル)のもので、なかでもマザーグース(親鳥)の胸元にある羽毛は、非常に軽く保湿性や保温性も高い羽毛であるため、高級羽毛として取り扱われています。
*左がダウン(羽毛)、右がフェザー(羽根)
グースダウン=高級品であることは間違いありませんが、ダックの羽毛は質が悪いとする情報は間違いです。
たしかに低い品質のダックダウンもありますが、世界一と呼ばれるのは羽毛は、希少種アイスランド・アイダーダックで、羽毛布団なら数百万円にもなります。
冬のダウンとして定着したカナダグースは高級グース羽毛を使用。価格は10万円前後。
3.「ダウンパワー」が左右する見た目と性能
ダウンパワーというは、羽毛のふわふわ感です。このダウンパワー(dp)数値が低いと「へたりやすく、性能劣化」も早くなります。逆に数値が高いと「へたりにくく、長く性能を保つ」ことができるという目安になっています。
日本羽毛製品協同組合では、ダウンパワーを4つのグレードに分けているので、この数値を参考に羽毛布団のグレードをチェックできます。
ダウンパワーのグレード表
300dp以上~ | 「ニューゴールド」(良質) |
350dp以上~ | 「エクセルゴールド」(優秀) |
400dp以上~ | 「ロイヤルゴールド」(最良) |
440dp以上~ | 「プレミアムゴールド」(最高) |
偽物を見分けられる選び方
羽毛布団を選ぶ際には、紹介した3つのポイント「ダウン比率」「羽毛種と産地」「ダウンパワー」これを知っているだけで買い物上手になれます。
これは羽毛布団だけでなく、ダウンジャケットを購入する際にも、粗悪品や偽物かも判断できる知識なので、覚えておいて損はありません!品質の高い羽毛布団は、価格もそれなりに高くなるので、なるべく失敗するリスクは避けたいですね。
例えば、「ダウン比率:90%、羽毛種:ホワイトマザーグース、羽毛産地:ポーランド、ダウンパワー:280以上」となっていれば、最高級なダウンを使っているのに、ダウンパワーが低すぎるということが分かります。品質の悪いものは数字に違和感があるので、初心者でも見極めやすいです。
【羽毛布団おすすめランキング2018】
第3位 ANMIN FACTORY
Anmin Factoryの二層式羽毛布団。上質のホワイトマザーダウンを1.3kg使用し、ダウン比率は93%、ダウンパワーは「400bp以上のロイヤルゴールドグレード」となっています。
ボリューム感を維持できる二層式キルトで仕立てられていて、耐久性にも力を入れています。また羽毛が生地の織り目からの吹き出さないように「ダウンプルーフ加工」もされていて、このへんの細かな気遣いは日本での製造・縫製という安心感があります。3年の長期保証もあり、質&コスパも高い羽毛布団です。
第2位 タンスのゲン 羽毛布団
手頃な価格で購入できる羽毛布団として、Amazonや楽天でのレビューの評価が高い羽毛布団です。ダウン比率は、ホワイトダックダウン90%、ダウンパワー350dp以上と「エクセルゴールド」のグレードとなっています。また7年間の長期保証があり、メーカーの品質への自信が垣間見えます。
羽毛布団を使いたいけど、あまり高価なものを購入するのはちょっと…と感じるユーザーにとって、この価格で質の良い羽毛布団を試せるのは魅力的です。カラーも全8色と豊富になっていて、エントリーモデルとしても選びやすいアイテム。
第1位 N-singu 羽毛布団 44,800円
N-Singu(日本寝具通信販売)のダウンパワー440bp以上の羽毛布団。中綿は「ハンガリアン・ホワイトマザー・グースダウン」を95%使用し、側生地も綿100%。この品質までくると価格が高くなりますが、5万円前後からが最高級羽毛布団の入り口です。軽くて、暖かい。真冬でもこれ1枚で済んでしまう人も。
抗菌、防臭、縫製、製造の加工も多く、二層立体キルト加工、ダウンプルーフ加工、クリーンオゾン加工、ファインアップ加工、アレルGプラス加工、SEK加工と多くの手間と技術で作られています。付属としてハンガリー原産地証明書、品質保証書(購入から1年保証)、収納ケースもあり、品質・サービス共に最高級の羽毛布団です。
*ランキング内の参考価格は、すべてシングルサイズです。サイズによって価格も異なります。
また掲載色以外にも複数のカラーがあります。
まとめ
羽毛布団ランキングいかがでしたか?今回のランキングは、レビュー数や評価を元に当サイトが独自に選考しています。最終的には価格帯のバランスを重視したので、高級羽毛布団という条件だけならまったく違ったランキングになるでしょう。次回はそういったランキングもやってみたいですね。
高級羽毛布団は、メリットも多いですが、高品質のものは本当に暖かく、夏場には向きません。
もし1枚だけで年間を通して使いたいという場合は、そこまで質の高くない羽毛布団を選ぶという選択もあります。失敗しない選び方を覚えたら、自分の使いたい環境に合った羽毛布団を自分で探すのも楽しいので、ぜひ探してみてください。