毎日どれくらいの睡眠をとっていますか?もし勉強やゲーム、仕事や家事に、大切な睡眠を削られている場合、将来的に体や脳に悪影響を及ぼすこともあります。どんなに忙しくてもできるだけ理想的な睡眠をとれるように心がけましょう。
年齢別の理想的な睡眠時間(一覧)
0ヵ月~3ヵ月 | 14時間~17時間 |
4ヵ月~11ヵ月 | 12時間~15時間 |
1歳~2歳 | 11時間~14時間 |
3歳~5歳 | 10時間~13時間 |
6歳~13歳 | 9時間~11時間 |
14歳~17歳 | 8時間~10時間 |
18歳~25歳 | 7時間~9時間 |
26歳~64歳 | 7時間~9時間 |
65歳以上 | 7時間~8時間 |
睡眠不足は認知症になりやすい
近年、人は慢性的に睡眠が不足することにより、コレチゾールというホルモンが分泌されるようになります。このホルモンは記憶を司る脳の海馬の働きを邪魔します。また眠っているときに脳内のアミロイドβと呼ばれる老廃物が排出されるのですが、睡眠不足が続くとこの老廃物の排出がうまくできなくなり、アルツハイマー型の認知症の発症リスクが高まることがわかってきています。
とある医学ニュース記事では、
”アミロイドβについては、認知症が発症する10~20年前から脳内で蓄積が始まることが近年、明らかになってきている。若い頃の睡眠不足の積み重ねが、高齢になった時の認知症の一因となっている可能性がある。フィンランドで40~50代の被験者の睡眠時間と、その後の認知症リスクを調査した実験では、睡眠時間が7時間未満の人の発症リスクが7~8時間の人の1.59倍だったという結果が出ている。”
このように現代人の睡眠不足に注意を促すようなデータがあります。「全然寝てないアピール」という変なアピールは、人格のためにも、体のためにもやめたほうがいいですね。